幸せな女

昔から、猪突猛進。不注意あり。楽しくポジティブに育った30代の子持ち女の回想記となっております。

根に持つわたし 3




こんな私であるが、年長クラスの担任だった女の先生のことはとても好きだった。






びっくりするくらい綺麗で、可愛くて、女優さんのような人だった。





私は小学生になると同時に、東京から地方に引っ越したのだが、その先生とは、年賀状のやりとりをしていた。






3年生になり、私は突如、保育園時代の傷ついたエピーソドと、先生達への恨み文を書く事にした。






そう、年賀状に。






嫌な思い出に、この先生はほとんど関与していないのだが、困った顔をしただけで、助けてもらえなかった悔しさが、フラッシュバックして、怒り任せに書いてしまったのだと思う。







母親はその年賀状をみて、本当に出していいの?と聞いてきた。私はいいの!と返事をした。







後日、母がその年賀状を本当に出したのだと、返信を見て理解した(今考えると、母すごいな。。)






「あけましておめでとう。たけぞうちゃんは、みんなに愛されて可愛がられて、たけぞうちゃんのことを嫌いなんで言う先生はいなかったよ。」






という内容が、びっしり書いてあった。









私はそれを見た時、純粋に嬉しかったし、少し悪いことをしたな、とも思った。






でも、今だってそうなのだか、やっぱりまだ許せないというか、たまーに思い出しては、悲しくなってしまうのだ。







もう大人なので、今はそんな年賀状を新年早々送りつけてしまったこと、深く反省している。






本当にごめんなさい。






先生、お元気しょうか?



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